美容院はいいかもしれない

〜まえがき〜

起きたてで敬愛する後輩の文章を読んでいたこと・うちがわの整理整頓のために文章が書きたくなったことから、あこがれのはてなブログを開設しました。もうひとつブログがあるけど、こちらは日記/備忘録にしたい。日々人の日記を読みたい欲求を抑えているわたしにとっては日記を覗き見出来るあなたのことがとてもうらやましい きみの限界も見せてください 

株式会社はてなといえばわたしのバイブル・うごくメモ帳である。君なら前略、君ならmixi、君ならホムペ、君ならツイッター、わたしならうごくメモ張なんだよ。

わたしがまえがきで言いたいことはこれなので、えらちゃんの文章を貼り付けておきます

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高校生の時、自分が紡いだ文章を東京みたいなおんなのこに笑われたことがある。とりわけ私のことを傷付けたかったわけではないだろうから、受け取り側のわたしが気にしすぎていた。けれども、それ以降「わたしは文章を書いたりするのが駄目なんだ」という脳味噌に頑丈にシフトした。

この話と類似するのがわたしにとっての「かわいい」で、分厚い少女向け漫画を友人から借りてきた時、母親が苦い顔をした。それ以降あの子から漫画を借りることはなかったし、「かわいい」はわたしのものではないのではないのである。

しかし20年ほど生きて触れて思考すると徐々に「あれ、自分の人生って自分のものなんだー」と気付いた。お金を出して買ったものが自分のものになるように、わたしは生まれた瞬間わたしがわたしのものなのである。文章もかわいいも、どうやらわたしのものらしい。

 

昨日はそのわたしのことを少しでも自分のかわいいに寄せてくれる美容院に行った。読んでくれている人、美容院行きますか?どこに行ってますか?美容院、好きですか?

 

わたしは美容院が得意な方ではない。人間、どうして人に髪を切ってもらう文化にしちゃったんだろう。歯磨きが自分で出来るみたいに、髪の毛も自分で切れるように進歩して欲しかった。行きつけのバーしかり、行きつけのライブハウスしかり、「行きつけ」になる段階の前に「1回目」がある。1回目がほんとうに苦手だ。4月がいちばん苦手なのは、花粉と、「わたしのことなんてわかってたまるか」という卑屈さを引き連れてなんとか新しいコミュニティを構築させなければいけないからだ。そんなコミュ力ならないほうがよかった、SNSのどうでもいい友達をフォローしながらそう思う

 

【美容院苦手要因1・担当の人が苦手だった】

秋に引っ越して最寄りの美容院に行ったら、永遠に芸能人の悪口をいう美容師さんで疲弊したことがある。リクエストした髪色を笑われたこともある。

美容師という職業のおぞましいところは接客力と技術力を兼ね備えているところだ(どっちも大事なのに、いまのところわたしにはどちらの技術も習得していないと気づいたので今落ち込んだ)。

接客に限らず対人関係でいつもいつも考えていることだけれど、人の琴線にうっかり触れてしまった時、謝罪だけでは済まないことがある。地雷を踏むというやつである。脅しているわけではないが、言葉が凶器であることを理解していないと人は死ぬ。ペンは剣よりも強い のに傷付ける人と傷付く人が同じ日本語で喋っていることが摩訶不思議である。

これは、美容師に傷付けられるという話でもあるし、その逆もあるという話である。ふとした自分の話に美容師が傷付く、でも仕事中である。自分の機嫌をなんとか取って1日を終える。それを考えただけでぐったりだ。接客業はやっぱりおっかない。

 

それでも私にも通っている(4回って通ってるって言っていいのかな)美容院がある。理由は2つあって、ひとつは憧れのいちばんどきどきする街、ふたつ目が好きな女の子と同じ美容院だからである。

それから美容師さんを指名している理由は3つある。ひとつは初めて担当してくれた時に大森さんをディスらなかったこと。自分が好きな人/ものを馬鹿にされるというのは思っているよりもストレスである。

ふたつ目がクリエイティブな脳味噌の持ち主なこと。やりたいことが多い人というのはそれだけで愛すべき人間である。大森さんはギター弾くし作詞するし作曲するしそれを提供もするしナナコレシール作るしグッズ制作するしアイドルだしご飯炊くし母親だしSNSやるしダンスするしかわいい字書くしブログ書くし情報解禁したらまとめてくれるしDM返ってくる(こともある)しわたしのブログ見てくれたことあるしラジオやってるしこれ以外のわたしが知らない仕事もあるし…手数と経験量よ そういえば、姉と将来の話をした時に「ラランドのさーやちゃんもだけど、今って職業ひとつじゃないのかもね」って言われたことを思い出す。

みっつめは信頼している友人と名前が一字違いだからというおまじないみたいな理由だ。

初めてこの美容院に行った時に、(今指名している方ではないけれど)緊張している旨を伝えた時に「たかが美容院ですよ」という言葉に救われたことがある。たしかに、平均80で死ぬ人間とかいう生物が髪を切る場所を選ぶだけなのである。でもわたしは、みんなは、それすら特別にしたい人間なのである。すごくかわいい。

 

【美容院苦手要因2・差異】

黄金比に苛まれている場合ではない。「選べなかった身体 デコって自分にしてこ」というドールギャルmillnaさんのことばを大事にしているので、バイト先の店長が「こいつインスタでめっちゃ可愛いのに店来たら全然だからね!」と言っていたことを思い出す。愛想笑いせずに無視キメこんだだけで褒めて欲しい。うるせえ。こっちだって出来れば顔面ズラして修正しまくってなんならのっぺらぼうで生きていきたい感じである。でも選べなかった。選べなかったから、なるべくじぶんの好きで囲って自分のことを大事にしてるだけなのに他者がわたしの領域にズカズカと歩き回って傷付くのはもうやめにしたい。終わらせたいので生きている。昨日も撮っていただいた写真と自撮りが随分と違かったのでまた落ち込んだが、左の顔の方がかわいいと気づけたのでよかった。ていうか、髪型かわいい

 

と、いろんなことの積み重ねで美容院を決めている。美容院の好きなところもある。どうでもいい話が出来ることだ。無駄な話も無駄なことも大好きだ。寝なきゃいけないのに深夜まで話すこととか、授業中話が脱線する先生とか、ドラマのオフショットとか、CMのメイキングとか、ファミレスかマックでしかしない騒音みたいな話とか。 この無駄ブログも無駄〜って思いながら読めるといいね

 

毎日上手くできないことしかないし、学校休みになっちゃったりするけどやりたいことが多いからやるしかねえーーーーーーーーーーの思考にシフトチェンジした、20年もかかっちゃった きみも、いつか美容室で偽名を使わずに可愛く帰ってくることができますように

 

森見登美彦読んでるけど夜は短しも熱帯読んだことも忘れちまって30秒毎に意味調べしなければいけないの忘れてた 嫣然←美人にしか使えないとかやめろ

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